CentOS 5で自宅サーバを作ろう!
ここでは、CentOS 5を使って自宅サーバを作る手順を掲載しています。
尚、説明で使っているWindowsのバージョンは Windows 10 です。
※CentOS 5のサポートは2017年3月をもって終了していますが、旧コンテンツとしてこちらのページは残しておきます。
[広告]
コンセプト
- 実際に動作可能なサーバの構築(当たり前ですが…)
- パッケージがあるものは極力パッケージを利用する
- グラフィカルな画面(GUI)は使わず、全てコマンドによって操作する
新規に出てきたコマンド等はその都度紹介します。
必要な環境
- 常時接続でグローバルIPアドレスの振られたインターネット回線
- ルータを経由してインターネットに接続していること
- サーバにする実機マシン、または仮想マシン1台
- サーバに接続可能なWindowsマシン1台
その他、失敗してもめげない心、分からないことは自分で調べる気力、どんなに調べても分からなかった時誰かに相談する勇気など、色々必要です。
ちなみに、インストール後の操作は基本的にWindowsマシンから行います(その方が楽なので)。
尚、viエディタの使い方はviエディタの使い方を参考にしてください。
参考までに、我が家のサーバ環境はこんな感じになってます。
Linuxとは…?
Linux(リヌックス、リナックスなど…)とは、狭い意味では"カーネル"と呼ばれるOSの一番基本的な部分を指し、広い意味ではそのカーネルを積んだOS全体を指します。俗に"UNIX系OS"と呼ばれるものの一つです。
本来はカーネルのみを指すので、それだけではOSとして機能させることができません。そこにインストーラーや他のソフトウェア等を組み合わせ、一つのOSとして動作するよう作られたものを"ディストリビューション"と呼びます。
LinuxはGPL(GNU Public License)によって公開されているため、ソースファイルを誰でも見ることが可能です(その内容が理解できるかどうかは別として…)。そして、基本的に無料で使えます。
そのため、多くの人がLinuxを改良し、その結果たくさんのディストリビューションが誕生することになりました。また、そのディストリビューションから更に派生し、新しいディストリビューションができることもあります。
サーバ用途に長けているもの、デスクトップ用途に長けているもの、実験的な要素を強くもつものなど、それぞれのディストリビューションに独特の特徴があります。
使ってみて自分に合ったものを見つけてくださいね!
CentOSとは…?
Red Hat Enterprise Linux(RHEL)と完全な互換性を持つ、通称「RHELクローン」ディストリビューションの1つです。
Red Hatの公開したソースを元に、有志がRHELから商標、商用パッケージ等を除いて再構築(リビルド)しています。ありがたいことです。
RHELは有料ですが、こちらはサポートや商用パッケージがない代わりに無料で使うことが出来ます(寄付大歓迎だそうです)。
RHELに近い形で公開されているため、サポート期間が長く、全体的に見てサーバ用途に長けているのが特徴です。
名前のCentOSとは、"Community ENTerprise Operating System"を指すんだそうです。
なぜCentOSを選んだのか…?
上に書いた通り、CentOSはサーバ用途に長けています。また、リポジトリが充実しているため、ソースからインストールせずともパッケージを簡単にインストールすることが可能です。
サポート期間が長いのも理由のひとつですね。頻繁にバージョンアップのされるFedora(旧名:fedora core)なんかは、サーバ用途には向かないように思います(元々実験的な要素が強いため、そういう使い方を想定していないと思いますが)。
以前は「Vine Linux」を使っていました。
[広告]
トップページ
CentOS 5
○準備
○仮想化準備(VMware)
○仮想化準備(Hyper-V)
○仮想化準備(Proxmox)
○基本操作
○導入
○セキュリティ対策
○Dynamic DNS
○NTPサーバ
○データベース
○WEBサーバ
○FTPサーバ
○メールサーバ
○DNSサーバ
○ファイルサーバ
○その他