ProxmoxでLinuxコンテナを準備しよう!
ここでは、Proxmox 8でLinuxコンテナを作成する手順を掲載しています。
前準備として、インストールに使用するコンテナイメージを準備しましょう。
Proxmoxのインストール、初期設定を済ませている必要があります。
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ハイパーバイザ(VM)とコンテナ(CT)…?
Proxmoxで作成できる仮想マシンはハイパーバイザ型です。
Hyper-Vのページにも記載していますが、ハイパーバイザ型の仮想化では、ハイパーバイザと呼ばれる土台の上でゲストOSを動かします。
ゲストOSまでの間に入るのはハイパーバイザのみなので、ゲストOSの動作への影響が少ないのが特徴です。詳しい説明はThink IT様の記事が参考になるかもしれません。
ところで、ProxmoxはLinuxです。うちのサイトで紹介しているAlmaLinuxやRocky Linuxも当然Linuxです。
異なるディストリビューションであったとしても、同じLinuxである以上共通の部分が多数あります。例えばカーネル(核)とかですね。その共通部分を仮想マシンと共有してしまえば、もっとコンパクトにできるんじゃね?
ってことで考えられたのがLinuxコンテナの原理です。誤解を恐れず書くならば、ゲストがホストに乗っかるとかじゃなく、ゲストをホストの一部として含めちゃいました!ってことです。
詳しくはさくらのナレッジ様やディアンの技術ブログ様が図解付きで参考になります。
注意点として、ホストとゲストで共通部分がないと成り立たないため、何でもかんでもコンテナ化できる訳ではありません。例えばホストがLinuxであるProxmoxでWindowsのコンテナはあり得ません。ゲストがWindows OSの場合は従来通りの仮想マシンを作成してください。
コンテナテンプレートの準備
コンテナを作成するためのテンプレートがあらかじめ用意されているので、ダウンロードしていきましょう。
コンテナイメージのリスト更新
コンテナテンプレートのリストを更新しておきます。以下のコマンドを実行しておきましょう。
[root@pve8 ~]# pveam update
update successful
Web GUIへのログイン
続いて、いつも通りWeb GUIにログインします。
ブラウザから、 https://ProxmoxのIPアドレス:8006/ にアクセスし、ログイン画面を開きましょう。
自己署名の証明書を使用しているため、ブラウザによっては警告が表示されます。 Microsoft Edgeの場合は[詳細設定]をクリックします。 |
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非表示の項目が開いたら、[~へ進む]をクリックすると先に進めます。 |
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ユーザー名、パスワードを入力し、[Login]をクリックします。 |
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サブスクリプションの契約をしていないため案内が表示されますが、[OK]をクリックして閉じましょう。 非表示にする場合は初期設定にある「案内の非表示」を実行してください。 |
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管理画面が表示されます。 |
コンテナテンプレートのダウンロード
使用するコンテナのテンプレートをダウンロードします。
コンテナテンプレートの準備が終わったら、次はコンテナを作成しましょう。
今回新しく登場したコマンド
- pveam
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