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クラスタとは…?
ネットワーク内に複数のProxmoxがある場合、それぞれのProxmoxにいちいちアクセスするのは面倒ですよね。
そこで、複数のProxmoxを1つの集合体としてまとめて管理する機能が「クラスタ」です。クラスタという形でまとめてしまえば、どれか1つにアクセスするだけで、クラスタに登録されたすべてのProxmox(ノード)を一括で操作・管理することができます。
クラスタの構築
今回は3台(pve8-1,pve8-2,pve8-3)のProxmoxでクラスタを構築します。当然、2台でも4台以上でもクラスタの構築は可能です。
ちなみに、クラスタを組んだ後にIPアドレスやホスト名を変更するのは面倒みたいです。変更後にクラスタを組みましょう。
クラスタの作成【1台目:マスター(pve8-1)】
ブラウザを開き、あらかじめ3台の管理画面を開いておくと作業がスムーズに進みます。
まずは1台目(pve8-1)でクラスタを作成しましょう。どのProxmoxで作業しても大丈夫です。
便宜上、この1台目を「マスター」と呼ぶことにします。
クラスタのに参加【2台目以降:ノード(pve8-2,pve8-3)】
クラスタが構築できたら、その他のProxmoxをクラスタに参加させます。
ちなみに、クラスタ参加後に"Connection Error"となる理由ですが、クラスタ参加後にノード側のSSL鍵を再作成するかららしいです。
Web UIに接続する際に使用していたSSL鍵が変わってしまったためセッションが切れて、結果的にエラーになるようですね。
[F5]キーを押したり、ブラウザの更新ボタンをクリックするなどして、再度Web UIの画面を開き直せば大丈夫です。
マイグレーション
クラスタに登録されたノードを一括管理するだけでなく、異なるノード間で動作する仮想マシンやコンテナを移動(マイグレーション)することも可能です。
今回は、試しにノード1(pve8-1)で動作しているコンテナをノード2(pve8-2)に移動してみます。
クラスタを構築することで、複数のProxmoxを一括管理したり、異なるノード間で仮想マシンやコンテナを移動できるようになりました。
参考にしたサイト様
Nishiの独り言 - お家で始める仮想化環境 Proxmox VE クラスタ構築・マイグレーション編
エンジニアブログ - Proxmox:クラスターつくろうぜの巻
Qiita - Proxmox VEのクラスタ化とマイグレーションをやってみるの巻
今回新しく登場したコマンド
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