ダイナミックDNSを使おう!(FreeDNS編)
ここでは、FreeDNSでのドメイン取得方法について掲載しています。
FreeDNSは海外のサービスですが、使い方はシンプルで使いやすいです。
ドメインの取得
FreeDNSのドメインを取得するため、ブラウザでFreeDNSへアクセスしましょう。
さて、ドメインは取得できましたが、IPが変化するたびにいちいちサイトにログインしてIPを更新して…なんてのは非常に面倒です。
そこで、IPアドレスが変わったら自動で更新してくれるようにしたいと思います。
DDClientを利用する
IPアドレスが変わったとき、自動で更新してくれるスクリプトです。色々なダイナミックDNSサービスに対応しており、とても便利なツールです。
DDClientのインストール
2023/3/4現在の最新版は3.10.0となっています。
[root@rl8 ~]# wget https://github.com/ddclient/ddclient/archive/refs/tags/v3.10.0.zip
--2023-03-04 19:17:03-- https://codeload.github.com/ddclient/ddclient/zip/refs/tags/v3.10.0 codeload.github.com (codeload.github.com) をDNSに問いあわせています... 20.27.177.114 codeload.github.com (codeload.github.com)|20.27.177.114|:443 に接続しています... 接続しました。 HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 200 OK 長さ: 特定できません [application/zip] `v3.10.0.zip' に保存中 v3.10.0.zip [ <=> ] 338.43K 568KB/s 時間 0.6s 2023-03-04 19:17:05 (568 KB/s) - `v3.10.0.zip' へ保存終了 [346549]
[root@rl8 ~]# unzip v3.10.0.zip
[root@rl8 ~]# cd ddclient-3.10.0/
[root@rl8 ddclient-3.10.0]# cp ddclient /usr/sbin/ddclient
[root@rl8 ddclient-3.10.0]# cp sample-etc_rc.d_init.d_ddclient /etc/rc.d/init.d/ddclient
[root@rl8 ddclient-3.10.0]# mkdir /etc/ddclient/
[root@rl8 ddclient-3.10.0]# cp sample-etc_ddclient.conf /etc/ddclient/ddclient.conf
[root@rl8 ddclient-3.10.0]# mkdir /var/cache/ddclient
[root@rl8 ddclient-3.10.0]# cd
[root@rl8 ~]# rm -rf ddclient*
DDClientの設定
インストールが完了したら、更新用の設定をします。
[root@rl8 ~]# vi /etc/ddclient/ddclient.conf
ssl=yes
↓
ssl=no
#use=web, web=checkip.dyndns.org/, web-skip='IP Address'
↓
use=web, web=checkip.dyndns.org/, web-skip='IP Address'
更に、最後尾の設定を環境に合わせて追記します。
##
## FreeDNS IPv4 (freedns.afraid.org)
##
protocol=freedns
server=freedns.afraid.org
login=取得したID
password=パスワード
取得したドメイン名(mhserv.mooo.comなど)
DDClientの起動
ddclientを実行するためのPerlモジュールは「PowerTools」というリポジトリにあります。
[root@rl8 ~]# dnf -y --enablerepo=powertools install perl-Digest-SHA1
================================================================================
パッケージ Arch バージョン リポジトリー サイズ
================================================================================
インストール:
perl-Digest-SHA1 x86_64 2.13-23.el8 powertools 56 k
トランザクションの概要
================================================================================
インストール 1 パッケージ
ダウンロードサイズの合計: 56 k
インストール後のサイズ: 105 k
パッケージのダウンロード:
perl-Digest-SHA1-2.13-23.el8.x86_64.rpm 189 kB/s | 56 kB 00:00
--------------------------------------------------------------------------------
合計 62 kB/s | 56 kB 00:00
トランザクションの確認を実行中
トランザクションの確認に成功しました。
トランザクションのテストを実行中
トランザクションのテストに成功しました。
トランザクションを実行中
準備 : 1/1
インストール中 : perl-Digest-SHA1-2.13-23.el8.x86_64 1/1
scriptletの実行中: perl-Digest-SHA1-2.13-23.el8.x86_64 1/1
検証 : perl-Digest-SHA1-2.13-23.el8.x86_64 1/1
インストール済み:
perl-Digest-SHA1-2.13-23.el8.x86_64
完了しました!
モジュールがインストールできたら、いよいよddclientの起動です。
[root@rl8 ~]# /etc/init.d/ddclient start
Reloading systemd: [ OK ] Starting ddclient (via systemctl): [ OK ]
あとは再起動後も自動実行されるよう設定します。
[root@rl8 ~]# chkconfig --add ddclient
以上で、ドメインの取得、自動更新の設定が終わりました。
参考にしたサイト様
今回新しく登場したコマンド
- wget
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