ntpdでサーバの時間を合わせよう!
ここでは、ntpdのインストール手順を掲載しています。
NTPとは…?
Network Time Protocolといって、ネットワーク上で時計合わせを行うためのプロトコルです。
サーバの時計があまりにもずれていると、場合によって不具合が発生します。ntpdを用いて定期的に時計合わせをするように設定します。
ntpdのインストール
[root@co ~]# yum -y install ntp
読み込んだプラグイン:fastestmirror
Loading mirror speeds from cached hostfile
* base: ftp-srv2.kddilabs.jp
* extras: ftp-srv2.kddilabs.jp
* updates: ftp-srv2.kddilabs.jp
依存性の解決をしています
--> トランザクションの確認を実行しています。
---> パッケージ ntp.x86_64 0:4.2.6p5-29.el7.centos を インストール
--> 依存性の処理をしています: ntpdate = 4.2.6p5-29.el7.centos のパッケージ: ntp-4.2.6p5-29.el7.centos.x86_64
--> 依存性の処理をしています: libopts.so.25()(64bit) のパッケージ: ntp-4.2.6p5-29.el7.centos.x86_64
--> トランザクションの確認を実行しています。
---> パッケージ autogen-libopts.x86_64 0:5.18-5.el7 を インストール
---> パッケージ ntpdate.x86_64 0:4.2.6p5-29.el7.centos を インストール
--> 依存性解決を終了しました。
依存性を解決しました
================================================================================
Package アーキテクチャー
バージョン リポジトリー
容量
================================================================================
インストール中:
ntp x86_64 4.2.6p5-29.el7.centos base 548 k
依存性関連でのインストールをします:
autogen-libopts x86_64 5.18-5.el7 base 66 k
ntpdate x86_64 4.2.6p5-29.el7.centos base 86 k
トランザクションの要約
================================================================================
インストール 1 パッケージ (+2 個の依存関係のパッケージ)
総ダウンロード容量: 701 k
インストール容量: 1.6 M
Downloading packages:
(1/3): autogen-libopts-5.18-5.el7.x86_64.rpm | 66 kB 00:00
(2/3): ntpdate-4.2.6p5-29.el7.centos.x86_64.rpm | 86 kB 00:00
(3/3): ntp-4.2.6p5-29.el7.centos.x86_64.rpm | 548 kB 00:00
--------------------------------------------------------------------------------
合計 1.6 MB/s | 701 kB 00:00
Running transaction check
Running transaction test
Transaction test succeeded
Running transaction
インストール中 : autogen-libopts-5.18-5.el7.x86_64 1/3
インストール中 : ntpdate-4.2.6p5-29.el7.centos.x86_64 2/3
インストール中 : ntp-4.2.6p5-29.el7.centos.x86_64 3/3
検証中 : ntp-4.2.6p5-29.el7.centos.x86_64 1/3
検証中 : ntpdate-4.2.6p5-29.el7.centos.x86_64 2/3
検証中 : autogen-libopts-5.18-5.el7.x86_64 3/3
インストール:
ntp.x86_64 0:4.2.6p5-29.el7.centos
依存性関連をインストールしました:
autogen-libopts.x86_64 0:5.18-5.el7 ntpdate.x86_64 0:4.2.6p5-29.el7.centos
完了しました!
インストールが終わったら、設定を行います。
同期するNTPサーバはプロバイダのものを使うか、wiki@nothingを参考に選びましょう。
今回はNICTの提供するNTPサーバと同期をとりたいと思います。
[root@co ~]# vi /etc/ntp.conf
server 0.centos.pool.ntp.org
server 1.centos.pool.ntp.org
server 2.centos.pool.ntp.org
server 3.centos.pool.ntp.org
↓
server -4 ntp.nict.jp iburst
server -4 ntp.nict.jp iburst
server -4 ntp.nict.jp iburst
ntpdの起動
ntpdは、NTPサーバとの時間差が大きすぎるときちんと動作してくれません。そこで、一度時刻合わせをしてから起動することにします。
[root@co ~]# ntpdate ntp.nict.jp
4 Jan 23:46:13 ntpdate[119763]: adjust time server 133.243.238.163 offset 0.002765 sec
[root@co ~]# systemctl start ntpd
自動起動の設定もしておきます。
[root@co ~]# systemctl enable ntpd
Created symlink from /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/ntpd.service to /usr/lib/systemd/system/ntpd.service.
[root@co ~]# chkconfig ntpd on
● ntpd.service - Network Time Service Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/ntpd.service; enabled; vendor preset: disabled) Active: active (running) since 土 2020-01-04 23:46:47 JST; 4min 6s ago Main PID: 119774 (ntpd) CGroup: /system.slice/ntpd.service mq119774 /usr/sbin/ntpd -u ntp:ntp -g
少し時間をおくと、ntpdがntpサーバの時刻と同期を行います。
同期が行われているかどうかを確認してみましょう。
[root@co ~]# ntpq -p
remote refid st t when poll reach delay offset jitter ============================================================================== *ntp-a2.nict.go. .NICT. 1 u 48 64 3 8.088 4.031 2.769 +ntp-b3.nict.go. .NICT. 1 u 47 64 3 9.038 1.214 1.141
同期の確認では、ホスト名の横に"*"とか"+"があればOKです。
LAN内からの接続
ntpdは定期的にサーバ自身の時間を合わせるだけでなく、NTPサーバ機能も持っています。つまり、LAN内に1台ntpdが動いていれば、今度はLAN内のサーバを基準に時計合わせが可能になります。
クライアントの設定
Windowsの場合、コントロールパネルから設定することができます。
ここまでやって、ようやくサーバを立てる環境が大よそ整ったかなと言ったところでしょうか。
次からは実際にサーバを立てていきたいと思います。メニューからお選びください。
参考にしたサイト様
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